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  • 読書としての辞書の魅力
    2018.1.10読書としての辞書の魅力

    辞書は言葉の意味を調べるために使用されています。電子辞書が流通したことであまり紙媒体として持つことがなくなる傾向が生まれました。そして、インターネットで辞書検索もできるようになってますます紙媒体を使用しない人が増えていますが、本として辞書を見てみると活用する魅力があります。

    辞書を引く目的では優れている電子辞書

    辞書を引いて言葉の意味を知りたいというときに紙媒体の辞書に比べて電子辞書は優れています。調べたい言葉を検索することによって瞬時にその言葉の意味を表示してくれるからです。インターネットでの辞書検索も同様であり、電子辞書を持ち歩かなくてもインターネットにアクセスできればスマートフォンなどの普段から持ち歩いている端末で調べることができます。辞書を引いて意味を知るのが目的の場合には紙媒体に比べて電子辞書は優れているのは確かです。

    本として読む辞書の魅力

    辞書は言葉の意味を調べるためのものと考えてしまうと電子辞書に敵わないと思ってしまいがちです。しかし、本だと考えて辞書を読むことには魅力があります。辞書は著者が考えた言葉の意味をできるだけわかりやすく端的に説明している書物です。評論文や小説などのように、辞書に書かれている説明の中には著者の思想が反映されています。数冊の辞書を開いて同じ言葉の意味を調べて比較してみると、全く異なる表現で説明されていることも少なくありません。それどころか著者によって言葉の持つニュアンスについての解釈が異なっていることもよくあります。国語辞典では特にそのような傾向が強く、適当にページを開いて読み進めていると著者が考えている日本語の世界が見えてくるようになります。このような形で本として読んでみると紙媒体としての辞書の価値を見出だせるのです。

    前後関係も見える紙媒体の辞書

    紙媒体の辞書は五十音順に言葉が並んでいて前後にある言葉も一緒に目を通すことができます。ある言葉の意味について知りたくて調べてみたけれど説明がよくわからないという場合もありますが、そのときに前後にある似ている言葉の説明を読むだけで理解できることも少なくありません。わからない言葉を調べたらその周辺も読んで理解を深めるということが容易なのは紙媒体のメリットです。

    読むという発想で活用する紙媒体の辞書

    電子辞書の登場によって言葉の意味を調べるだけなら紙媒体よりも電子辞書の方が簡単になりました。しかし、辞書は本として読むものという発想を持つと、著者の言葉に対する考え方を読み解くことができたり、類似した言葉の意味も確認して理解を深められたりします。紙媒体の辞書を読むようにすると言葉についての理解を深められるのです。