買取り実績

  • 世界観に引き込まれる!海外ファンタジー小説
    世界観に引き込まれる!海外ファンタジー小説

    みなさんは、海外の小説にどのような印象をお持ちでしょうか?海外の小説は、登場人物たちの名前が覚えにくいなどの理由で手に取りにくく、あまり読む気がしないという方も少なくないでしょう。そこで、ぐいぐいとその世界に引き込まれ、あっと言う間に読み終えてしまうであろうファンタジー小説をご紹介します。

    登場人物が面白い!「時間旅行者(タイムトラベラー)の系譜」

    この作品は、ドイツの作家ケルスティン・ギアによるタイムトラベル・ファンタジー三部作。普通の女子高生だったはずの主人公がある日、突然タイムトラベルしてしまい、様々な事件に巻き込まれながら成長していくという物語です。主人公の家系は、タイムトラベルする遺伝子を持っている者が時々現れます。次のタイムトラベラーになると期待され、訓練を受けていたのは、主人公のいとこでした。しかし、実際にタイムトラベルしてしまったのは、主人公であるグウェンドリン。グウェンドリンは、困惑しながも多くの試練に立ち向かっていきます。
    この三部作の魅力は、なんといっても個性的な登場人物たちにあります。タイムトラベルものという少々ありふれた題材でありながら、登場人物が織りなすドラマから目が離せません。明るくひたむきで人間味に溢れた主人公や、主人公と共に冒険することになる嫌味っぽい美青年、主人公に冷酷ないとこなどの登場人物が物語の世界に引き込んでくれます。
    散りばめられた謎や心理描写などの小説としての重厚さも、少女漫画のようなドキドキ感も両方楽しめる作品です。

    母と息子の愛憎物語「魔女の愛した子」

    アメリカの作家マイケル・グルーバー著の母と息子の複雑な関係が描かれたファンタジー作品。
    物語の最初から最後までただ『女』と記される主人公の魔女は、森の中で猫と暮らしていました。この女の仕事は、世界の均衡を保つことでしたが、ある日、自分宛の捧げ物の中に赤ん坊を発見し育てることにします。女がランプと名付けた赤ん坊は、とても醜いが故に、女とランプとの間にズレがあったが故に、心も歪んでいってしまいます。
    どんどん悲劇へと向かって行く女とランプにハラハラし、時に腹の立つこともあります。しかし、ランプの心の声は、思春期を経験した人なら共感できる部分も多々あり、腹が立つと同時にとても切ないのです。
    また、所々に童話のモチーフが登場するのも物語に奥行きを与えています。
    登場人物と同じように様々な感情が揺さぶられながら、親子の運命を最後まで見届けない訳にはいかなくなるでしょう。

    海外ファンタジーの魅力とは

    まったく雰囲気の異なる二つの作品をご紹介しました。どちらの作品も登場人物やストーリーが読者を別世界へと誘ってくれるはずです。人物名や地名、或いは、習慣に馴染みがないからこそ、ファンタジーの世界にすぐに浸ることができるのが海外作品の魅力ではないでしょうか。少し日常から離れたいときに飛行機に乗り海外に行くのではなく、ページをめくることで別世界に行くことができるのです。