買取り実績

  • 伊坂幸太郎のおすすめ小説ベスト3選
    伊坂幸太郎のおすすめ小説ベスト3選

    伊坂幸太郎は、小説好きなら誰もが知ってる現在の日本小説界を牽引している作家です。伊坂ワールドとも呼ばれる独特の世界観が多くの読者から高い支持を受け、いくつもの作品が映像化されています。今回の記事では、伊坂幸太郎のおすすめ小説を3冊厳選して紹介していきます。

    伊坂ワールドの始まり「オーデュボンの祈り」

    「オーデュボンの祈り」は伊坂幸太郎のデビュー作であり、この作品から伊坂ワールドは始まりました。まるでティムバートンの映画を見ているような個性的なキャラクターたちが登場する不思議な世界観でありながらも、伊坂幸太郎の出身でもある宮城県が登場するなどリアルとファンタジーが見事に融合されている小説です。
    伊坂幸太郎の魅力は、何と言っても伏線が多いことに尽きるでしょう。途中までは何気ない会話の一言やちょっとした登場人物がストーリーの後半になり伏線が回収されるにつれて、とても意味合いの強いキーパーソンとなってきます。伊坂マジックと呼ばれるこの表現方法は、まるで魔法にかけられたような不思議な感覚を味わされます。デビュー作とは思えない見事な文章構成と魅力的なキャラクターの数々にこの作家の才能が垣間見える、伊坂幸太郎語る上では外すことのできない作品です。

    魅力的な殺し屋たちのせめぎ合い「グラスホッパー」

    「グラスホッパー」は、伊坂作品の中で私の最もお気に入りの小説です。殺し屋たちが多く登場するのですが、どのキャラクターもとても魅力的であり強い信念を持っています。また「マリアビートル」という続編があり、こちらもとてもおすすめできます。
    伊坂作品には必ずと言っていいほど、絶対的な悪が登場します。この作品にも血も涙もない冷酷な組織のボスが登場するのですが、このようなキャラクターがいるからこそ他の殺し屋たちがなんだかお茶目で可愛く見えてきてしまうのも伊坂作品が愛される理由の一つかもしれません。そして1章ごとにそれぞれの殺し屋目線で話が進んでいくため、とてもテンポが良くあっと言う間に読み終えてしまいます。最終的に誰が生き残るのか、ワクワクしながら読み進めることができるではずです。

    映画化され大ヒット「ゴールデンスランバー」

    「ゴールデンスランバー」は、堺雅人主演で映画化され大ヒットを飛ばした伊坂作品で最も有名な小説です。国家の陰謀に巻き込まれ無実の罪で逃げ惑う主人公にシンクロしてしまい、小説を読んでいてもまるで自分が追われているような感覚を味わうことができるスリル満点の作品です。
    伊坂作品の特徴としてこの「ゴールデンスランバー」を境にファンタジー路線から社会派路線へ変更したと言われています。この作品以降は、一般市民には公表されていない国家の機密事項や格差社会などへの対応を小説によって問題提起している作品が多く発表されるようになりました。「魔王」や「モダンタイムス」なども一般市民が絶対権力に立ち向かうストーリーでありますが、伊坂マジックは健在であるため社会的な問題を考えさせられると同時に洒落のきいた会話や伏線などを楽しむことができます。

    伊坂作品の魅力

    伊坂作品は長編が多いイメージがありますが、短編の方が才能がフルに発揮されているかもしれません。なぜならば伊坂幸太郎の短編は必ず1章ごとにリンクしていて、最後の章でそれをまとめ上げるからです。まさに1章ごとが伏線であり、短編が1つの長編小説となっているのです。それゆえ、伊坂作品を読み始めるのであればまずは短編がおすすめです。