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    個性化を目指す新刊書店

    街から本屋さんがどんどん消えていく昨今ですが、それでも元気な本屋さんはまだまたくさんあります。そうした本屋さんに共通するのが「セレクトショップ化」というキーワードです。今や書店も個性を重視する時代がやって来ています。

    街から新刊書店が消えていく

    近年、商店街や駅ビルなどから書店の姿がどんどん消えています。業界団体の調べによれば、2007年には全国に約17,000店あった新刊書店が、2017年5月現在では約12,000店にまで減少しています。つまり10年の間に5,000店もの本屋さんが姿を消しているのです。人口10万人以上の市でありながら新刊書店が1軒もない、という街も少なくありません。

    なぜ、書店の数が減っているのか

    書店数が減少を続けている背景には、1つは読書人口が少なくなっていることが挙げられます。娯楽の多様化やインターネットの普及により、本を読む時間がない、情報はすべてネットから得る、という人は相当数にのぼっています。
    また、いわゆるネット書店の繁栄も街から書店を減らしている大きな要因となっています。膨大なタイトル数を誇り、全国どこかからでも注文できるという便利さは、リアル書店にはなかなかマネができるものではありません。

    生き残りのために工夫をこらす書店

    ただ、こうした状況の中でも、創意工夫によって成功を収めている新刊書店は全国にたくさんあります。そうした書店の多くには、ある共通した特徴が見受けられます。それは、本のセレクトショップ化です。

    セレクトショップ化された書店とは、たとえば料理・旅行・アートなど特定のジャンルに絞ったり、ロハスなど特定のテーマに従ったりして本を集め、出版社別や著者名の五十音順といった一般的な手法によらず独自のポリシーを持って商品を棚に並べたような書店をいいます。店内全体が1つの世界観によって統一され、小宇宙を形作っています。その世界観に魅力を感じたり共感を覚えたりしたお客さんが、何度も店に足を運ぶことになるのです。