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    出版業界に起きた過去のブーム

    どんな業界にも、ブームと呼ばれるものが起きる事があります。そして、本の世界にもこれまで色々なブームが起き、そのブームの中にて様々なベストセラー作品が誕生してきました。これまでに起きた主なブームと、その時期に売れた主なベストセラー作品をご紹介します。

    吉本ばななブーム(1989)

    1988年、詩人・吉本隆明の娘である吉本ばななが小説家デビューしました。その翌年1989年発表の「TUGUMI」が大ヒット、その他、デビュー作の「キッチン(1988)」もロングセラーになるなど出す作品すべてが大ヒットしました。そうして1989年の書籍年間ベストセラーTOP10のうち、4作品を吉本ばななが占めるという快挙を達成。さらには年間TOP10には入らなかったものの、エッセイ集の「パイナップリン」も30万部以上の売り上げを記録しました。このように1989年という年は、購買意欲の高い若い女性達の注目が彼女に集まり、作品が次々にヒットするという社会現象が起こりました。

    謎本ブーム(1993)

    1993年、サザエさんのテレビアニメの視聴率がすごい中、東京サザエさん学会による「磯野家の謎」という本が大ヒットしました。どういう内容かというと、謎に包まれた部分もある磯野家について、愛好家による学会が作品を細かく観て気づいた磯野家のあっと驚く新事実や豆知識を多数紹介した本です。そして、この本のヒットをきっかけに例えば、ちびまる子ちゃんやドラえもんなどに関する同様の本が出版され、それらも軒並みヒットしました。あまりにもすごい人気だったため、1993年頃の書店では「謎本」のコーナーが設けられている店も多かったほどです。ちなみにブームの火付け役となった「磯野家の謎」は1993年の書籍売上ランキング1位を獲得しました。

    ケータイ小説ブーム(2007年頃)

    まだスマートフォンが普及する前の2006年から2007年にかけて、人々が従来型携帯電話を使用していた頃、「ケータイ小説ブーム」というものが起きました。このケータイ小説とは作者がケータイサイトを開設してオンライン上で読める小説(特に恋愛もの)を投稿するところからはじまります。そして、そういった小説の面白さが女子高校生などの間で話題となり、その中でも特に人気が高いものは次々に紙の書籍化がされ、年間ベストセラー上位に入る作品まで出てきたという現象です。ちなみに代表的な作品は、新垣結衣主演で映画化されてMr.Childrenが主題歌を担当した、美嘉という作者による「恋空」です。

    ブームが起きると明確に同様のヒット本が出やすい

    どの業界での何かのブームが起きると、便乗した二番煎じの商品が出てきて、それらも売れやすくなっています。本の世界でもそれは同じで、ベストセラーを狙って出すというのは本当に難しいため、何か本に関するブームが起きると、他の多数の出版社もそのブームに色々な形で飛びつく傾向にあります。そのため、本の分野でも一度ブームが起きると似たような商品がヒットしてきました。