買取り実績

  • 未完の傑作!十二国記の世界観は格別なファンタジー!
    未完の傑作!十二国記の世界観は格別なファンタジー!

    小野不由美著の十二国記シリーズは妖魔や麒麟が存在する世界を舞台としたファンタジー小説です。未完の小説ですが、国や生き方を考えさせられる小説になっています。主人公たちの成長を通して、見えてくる世界は現実世界とも共通しています。そんな十二国記の魅力をご紹介していきます。

    主人公たちの成長は自分にも当てはまる

    十二国記の中の国である十二国にはそれぞれの国に1対ずつ王と麒麟がいます。各シリーズの主人公は王や麒麟であることが多く、国の頂点にいる人たちの苦慮や成長を見ることができます。特に「月の影影の海」と「風の万里黎明の空」に登場する後の景王陽子は現代日本から連れられて十二国に来た王様です。十二国のことは何も知らないために何もできませんでした。そのため一から学ぶことを始めます。何も知らないため実権がないので、王様ですが反乱を止めることできません。そんな苦境の中で成長しながら、信じられる仲間を見つける過程は心が揺さぶられる感動があります。

    現実と仮想の設定が上手く融合している

    王様は神であり、神に選ばれた官吏は仙籍に入ります。そうすると死ぬことが無くなり、不死となって国を動かし続けることができるという設定です。死なないのであれば、国は繁栄するかのように見えますが、そうはいきません。人民にひどいことをすれば、天から天罰が下り、麒麟が死にます。麒麟が死ねば、王は生きてはいられません。一方で、国を上手く動かし続けることができれば、長命の王国ができるということです。しかし、十二国中二国だけが長命の王国として成功しています。他は短命の王朝がずっと続いているのが現状です。それは真っすぐに真面目に国を治めようとしても、国が栄えることにはつながらないという真理をついているからです。現実世界でも500年を超える安定した国というのは多くありません。短命の国が多く存在しているのが現実です。

    名言や素晴らしい言葉が多い

    著者の小野不由美さんは主人公のセリフを通して、どのような人間になってほしいのかという思いを語っているのです。景王が国をどの方向に進めるのかと聞かれて、「国民全員が自分という領土を支配する王様になってほしい」という名言を残しています。他にも景王は「人は本当に感謝をする時や尊敬する人には自然と首を垂れるもの」と言っていて、この表現には作者の強い思いが表れています。

    十二国記の魅力のまとめ

    主人公たちの成長を通して、その過程を自分たちに置き換えて考えてしまいます。そのために成長に感動をしたり、共感することができるのです。また、仮想の世界が現実世界とマッチしているために現実世界のように仮想世界を見てしまいます。十二国記の中には名言がたくさんあり、生きるために必要な事や気高く生きるためのヒントが言葉として残されています。