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    1990年代前半の「週刊少年ジャンプ」人気のすごさを振り返る

    現代の10代・20代の間では当時を知らない人が大半の状態となってきていますが、現在もONE PIECEなどの力で人気がある「週刊少年ジャンプ」は、1990年代前半に現在の数倍の人気を誇っていました。そんなブーム期の少年ジャンプを振り返ります。

    ドラゴンボールの連載開始がブームのきっかけ

    集英社の週刊少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」は、1960年代後半の創刊以来、多数の人気作品を輩出してきました。テレビアニメ化された作品も多かったため、創刊以来、着実に読者を増やしてきました。その中でも特に、1980年代半ばに鳥山明作品「ドラゴンボール」の連載されてからの人気アップは著しく、1980年代後半にはテレビアニメ版の人気もあって部数が急上昇しました。そして、国民的人気作品ばかりで連載作品が占められていた1990年前後からドラゴンボールの連載が終了した1995年まではブーム・社会現象といってよいほどの人気を誇っていました。書店には毎週ジャンプが山積みされるもののあっという間に売り切れる状態で、学生が友達同士で話す話題はジャンプに関する話題で持ちきりでした。

    人気のすごさを表す数値データ

    集英社の会社情報ページでは、1990年代前半のジャンプブーム期のすごさを感じさせる、部数に関する公式情報が一般公開されています。それによると、1993年から1994年にかけての年末年始合併号である1994年3・4合併号がまず、それまでの記録を上回る648万部を発行しました。翌年の1994年から1995年にかけての年末年始合併号である1995年3・4合併号では前年を5万部上回る653万部を発行し、この時期に週刊少年ジャンプの人気は最高潮に達しました。なお、当時の編集長さんはインタビューにて653万部がほぼ完売したこと、700万部もイケただろうという事を語っています。また単行本に関する記録としては「ドラゴンボール」が1994年に累計売り上げ部数が1億冊を突破しました。

    ブームの終焉

    1995年半ばに「ドラゴンボール」が突如終了、1996年には「スラムダンク」が第一部完結という形で実質的に連載終了してしまったことなどにより、1995年以降は部数が伸びどまり、一気にブームは終焉しました。そして部数は長く下降が続いています。1990年代後半にスタートした「ONE PIECE」の単行本の売れ行きのすごさは度々ニュースにはなるものの、雑誌の部数に関しては、2017年に200万部をきってしまったことが報じられています。

    今後のブーム再燃はあり得るか?

    各コミック誌が電子版をスタートする中、近年は週刊少年ジャンプも独自に電子版をスタートしました。そしてkindleやkoboで配信開始されるのも時間の問題と言われているため、紙の雑誌的には部数で1990年代当時を超えることはないとみられています。しかし国民的雑誌のため、今後、電子版の配信数が300万部・500万部と伸びていく可能性はあり、ジャンプの電子雑誌戦略には大きな注目が集まっています。